自動車の点検整備は使用車の義務

自動車を運転する前に点検することは安全に自動車を運転するために必要なことです。

 

自動車教習所でも運転前の点検は習ったと思います。

 

では、マイカーの日常点検は義務化されているのか？

 

日常点検をおろそかにすることは違反なのか？

 

という疑問が出ました。

 

国土交通省のページでは、マイカー、自家用車の日常点検は、走行距離や運行時の状況から判断して適切な時期に行ってください。

 

と書いています。

 

自家用車も事業用自動車も日常の点検は、法令により義務化されています。

 

【道路運送車両法第４７条の２, 自動車点検基準第１条】

自動車の日常項目は、15項目あります。

 

自動車を運転する前にしなければいけない点検で、自動車を安全に運転するために必要な項目です。

 

以下が、国土交通省から抜粋した15項目です。

 

 

 

 

上記の15項目は、日頃、マイカーを運転する前に点検しなければいけません。

 

もし、ヘッドライトの点灯の不具合やブレーキランプの不具合の状態で、マイカーを運転した場合、安全に運転できないのはもちろん、整備不良で警察に捕まります。

 

日常点検は義務化されているので言い訳は通りません。

日頃からの自動車の点検が、日常点検で、定期的に、もっと詳しく点検する定期点検の実施も義務付けされています。

 

マイカー、自家用車、乗用車とトラック、レンタカーや事業車両などでも定期点検整備の時期と点検項目が違います。

 

下記に、大まかにタイプごとの定期点検整備時期を表にしました。

 

対象自動車（例示）	定期点検の時期	点検項目数
マイカー（自家用乗用車、軽自動車）	1年ごと	27項目
マイカー（自家用乗用車、軽自動車）	2年ごと	57項目
中型トラック（自家用車） レンタカー（乗用車）	6ヶ月ごと	22項目
中型トラック（自家用車） レンタカー（乗用車）	12ヶ月ごと	83項目
バス、トラック、タクシー（事業用） 大型トラック（自家用） レンタカー（乗用車以外）	3ヶ月ごと	50項目
バス、トラック、タクシー（事業用） 大型トラック（自家用） レンタカー（乗用車以外）	12ヶ月ごと	100項目

自動車を運転する以上は、日常点検、定期点検の整備は、義務ですので必ず行わなければいけません。

 

義務だからするのではなく、自動車を毎日、安全に運転するために行う行為です。

 

自動車を運転する以上、最低限の整備、点検を済ませた安全に運転できる自動車を運転する義務があると思います。

 

自動車の不具合による事故も多く、単独事故、他人を巻き込む事故にも繋がります。

 

自動車事故は、時には大きな惨劇になることも有ることなどを考えれば、マイカーを運転する前には、点検することは重要ですが、これが中々出来ないのも事実です。

 

ただ、日頃から自動車、マイカーの異常には敏感にしたいですね！

 

エンジンの異音や走行時の異常、違和感、ガソリンスタンドで燃料を入れる際に、空気圧の点検やバッテリー、エンジンオイルの点検など、日頃の点検に合わせて行えば、より安全にマイカーを乗ることが出来るのではないでしょうか？